こんにちは、マサヒロです。
今回はマイナンバーがなくても日本の銀行口座に海外送金できる方法のご紹介です。
ご存知の通り、日本に住民票を持つ一人一人に12桁の番号が割り当てられるマイナンバーの制度が既に施行されています。
この番号は「日本人全員」ではなく「日本に住民票を持つ全員」が対象のため、僕のように日本国籍ではあっても本制度施行前から海外居住者だったりすると、マイナンバーがないことになります。
日本国内居住でマイナンバー保有者なら、金融機関や役所への当該番号の登録が求められ、それなしには各種手続きが既にできなくなっているケースもあるようです。
海外居住者は、普段は日本にいないので、マイナンバーがなくて困ることは通常ありません。
しかし、例えば日本国内の口座を維持しており、そこから定期的に何かの引き落としがあるような場合、国内口座へ現地口座から送金したいというニーズが発生します。
【悲報】シンガポールから日本の銀行口座に海外送金し着金。が、「外国送金到着のご案内」葉書が届き
「海外から送金を受領したお客さまは、マイナンバーのお届けが必要です。届出未済の場合、ご来店の際お届け願います。」と悪魔の通知。
100万円以下でしたが、もうこの口座に送金できない…まいった— うにうに (@uniunichan) July 17, 2018
上記ツイートのような「悲報」も海外にいると時折耳にするようになりました。
そんな時に利用できるWebサービスがTransferWiseです。
TransferWiseとは
TransferWiseは、オンラインで海外送金を行う企業(サービス)です。
手数料を抑えると同時に為替手数料をほぼゼロにしたことで2011年開始以来躍進を続けています。
創業者の一人は、スカイプの立ち上げにも関わったエストニア出身のTaavet Hinrikus氏。
為替手数料をゼロにできるのは、そもそも海外に送金していないからです。どういうことかというと、TransferWiseは一種のマッチングサービスなのです。
例えば、僕がシンガポールから日本に10万円送金したいとします。一方、日本からシンガポールへ10万円送金したいAさんもいるでしょう。各々が居住国内のTransferWiseの口座に入金し、TransferWiseが僕とAさんの口座に相当額を入金します。お互いが希望する通貨と金額のマッチングを通して、海外送金の必要性自体をなくしてしまっているんですね。
厳密には、特定の人同士をマッチングさせているわけではないそうですが、このようなお金の流れのおかげで、利用者も高い為替手数料から開放されるわけです。画期的ですね。
上の画像はちょうど今朝僕がTransferWiseで日本に送金した時の画像とYahooの為替レート(本日午前時点)です。完全一致ではありませんが、ほぼ為替レート通りに処理されていることがお分かりいただけるでしょう。日本の銀行へ海外送金する場合、平気で数円もレートが異なるので、特に金額が大きい場合には大変オトクです。
僕は既に3~4回利用していますが、非常に使いやすくて満足しています。もちろん一度もトラブルにあったことはありません。
TransferWiseのメリット
- 【最重要】マイナンバーなしで登録&利用できる
- 手数料が安い: 銀行送金の数分の1の料金です
- 為替手数料がほぼゼロ
- 日本語対応している : 送金のWebサービスは他にも存在しますが日本語対応しているものは少ないです
- 取扱対象国&通過が多い
- 画面がシンプルで使いやすい
こちらも実際のTransferWiseの画面です。とてもシンプルで見やすく、現時点の送金の状態等も簡単に確認できます。
まとめ
- マイナンバーのない海外居住者が送金するにはTransferWiseが便利
- TransferWiseは手数料が安く銀行送金よりお得
- TransferWiseは日本語に対応しており、画面もシンプルで非常に使いやすい
こうした便利なサービスをドンドン活用して、日々の生活をもっと便利にしていきましょう!
Let's Enjoy Better Life !
【追記】最初だけ登録作業が少しだけ面倒ですが、下記のようなサイトを見ながらやれば難しくないと思います。
(※この方の場合は海外→海外の送金です)