画像出典: 毎日かあさん5 黒潮家族編 63ページ
こんにちは、マサヒロです。
現在はシンガポール在住ですが、2016年後半まではタイのバンコクに住んでいました。今回はバンコクに住んでいた間に面白かった文化の一つ、タイ人の名前について簡単にご紹介します。
参考サイト: https://labsk331.com/name/
目次
タイ人の本名はとても長い
画像出典 : ミナミの帝王 113 銭の3
タイ人の本名は日本とは逆で 名前 + 名字 の順番ですが、非常に長いです。例えば上記画像の少女の名前はサオブボーン・ソッビットゥビティウォング。
タイも昔は一般人は苗字を持たなかったそうですが、1913年の法改正で全員が苗字を持つことが義務付けられました。政府がサンプルを示したそうですが、国民自身が自らの姓を個性を競って決めたため、今のように長く独特な姓があふれることになりました。どうやら長い名前のほうが格好いいという風潮もあったようです。
結果、タイで同姓同名はほとんどないのだそうです。
通常はニックネームを使う
では、こんな長い名前を日常的に使っているかというと、勿論そんなことはありません。
友人同士でも基本的にニックネームで呼び合います。なので、親友同士でも本名を知らないことが珍しくありません。
実際、僕は2年近くバンコクでタイ人の同僚と働いていましたが、一人もフルネームを知りません(Facebookで友達になった同僚の場合でもタイ語表記の本名が読めません)。。仕事で外部にメールを出す場合でも、彼らは本名ではなくニックネームを使用していました。
タイ人のニックネーム例
画像出典 : ミナミの帝王 113 銭の3
タイ人のニックネームは本名と違ってシンプルです。僕の同僚の例をあげると
- ノック → 鳥の意
- アーム → 父親が軍人だったためArmyから
- O → 子供の頃から色黒だったため「黒い」の意のニックネーム
- M → ? 意味は忘れましたが、アルファベット一文字の名前も結構あるそうです
といった感じでした。「ノック」のように男女どちらにも使われるものもあるようです。
気まぐれに変える
画像出典: 毎日かあさん5 黒潮家族編 63ページ
もう一点独特なのは、このセカンドネーム、結構簡単に変えてしまうという点です。
例えば、僕の実体験だと、新しく入社してきたタイ人のアームさんが、既に同じ部署に「アーム」さん(上司)がいると知るや、「じゃあセカンドネームは〇〇に変える」とその場で変更してしまったことがあって驚きました。
オマケ
ちなみに今の職場の中華系シンガポール人の多くも、英語のセカンドネーム(例: Billy, Gina, Sean, Lucas, Cindy etc.)を使っているので、仲の良い同僚でも本名をやっぱり知らなかったりします。
日本だとなかなか珍しい状況ですが、すっかり「同僚や友人の本名を知らない」ことに慣れてしまいました。。
こういう文化の違いを楽しめるのも海外生活の醍醐味だなーと感じています。
タイが舞台の漫画も下記記事で紹介していますので、併せてどうぞ。
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